パソコンの動作が急に重くなった、見覚えのないソフトが入っている、ブラウザのホーム画面が勝手に変わった——こうした症状があると、「ウイルスに感染したのでは」と不安になるものです。
この記事では、Windowsパソコンがウイルスに感染していないか確認する方法と、感染していた場合の対処法を解説します。
ウイルス感染で見られることがある症状
次のような症状は、ウイルスなどのマルウェアに感染している可能性を示すことがあります。ただし、他の原因でも起こるため、症状だけで判断することはできません。
- 動作が急に重くなった
- 見覚えのないソフトやブラウザの拡張機能がある
- ブラウザのホーム画面や検索エンジンが勝手に変わった
- 広告やポップアップが異常に多く表示される
- セキュリティソフトが勝手に無効になっている
- 知らないうちにメールやSNSのメッセージが送信されている
「ウイルスに感染しました」という警告画面は偽物が多い
ブラウザでサイトを見ているときに、大きな音とともに「ウイルスに感染しました」「こちらに電話してください」と表示されることがあります。
これはほとんどの場合、ウェブサイト上に表示されている偽の警告(サポート詐欺)です。電話をかけたり、表示されたソフトをインストールしたりしないでください。ブラウザを閉じれば、多くの場合消えます。
確認方法1:Windows標準のセキュリティ機能でスキャンする
Windowsには、標準でウイルス対策機能(Microsoft Defender)が搭載されています。
手順の目安
- スタートメニューから「Windowsセキュリティ」を開く
- 「ウイルスと脅威の防止」を選ぶ
- 「クイックスキャン」を実行する
- より詳しく調べたい場合は、「スキャンのオプション」から「フルスキャン」を選んで実行する
※Windowsのバージョンによって、表示が異なる場合があります。
オフラインスキャン
通常のスキャンで見つけにくいものを検出するため、パソコンを再起動してスキャンする「オフラインスキャン」という方法もあります。「スキャンのオプション」から選択できます。
確認方法2:インストールされているソフトを確認する
- 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く
- 見覚えのないソフトがないか確認する
- インストール日が新しい順に並べ替えると、最近入ったものを見つけやすくなります
見覚えのないソフトがあれば、名前を検索して内容を確認した上で、不要であればアンインストールしましょう。
確認方法3:ブラウザの拡張機能を確認する
ブラウザの設定から、拡張機能(アドオン)の一覧を開きます。見覚えのない拡張機能があれば、削除しましょう。
ブラウザの検索エンジンやホーム画面が勝手に変わっている場合は、こうした拡張機能が原因のことがあります。
確認方法4:Windowsを最新の状態にする
「設定」→「Windows Update」から、更新プログラムがないか確認しましょう。更新には、セキュリティ上の問題の修正が含まれています。
感染が見つかった場合の対処法
- インターネットから切断する:Wi-Fiをオフにするか、LANケーブルを抜く
- セキュリティ機能の指示に従って、検出されたものを削除・隔離する
- 再度スキャンして、問題が残っていないか確認する
- パスワードを変更する:感染したパソコンとは別の安全な端末から、主要なアカウントのパスワードを変更する
- 不安が残る場合:重要なデータをバックアップした上で、Windowsを初期化する
業務用のパソコンの場合は、自分で対応する前に、会社の情報システム部門に連絡しましょう。
感染を防ぐためにできること
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| Windowsを最新に保つ | Windows Updateを有効にする |
| セキュリティ機能を有効にしておく | 標準のウイルス対策を無効にしない |
| 不審なメールの添付ファイルを開かない | 送信元に心当たりがない場合は特に注意 |
| 公式サイト以外からソフトを入れない | 無料ソフトの配布サイトには注意 |
| 定期的にバックアップを取る | 万一の感染に備える |
VPNとウイルス対策の関係
VPNは通信経路を暗号化して保護する技術ですが、ウイルスの感染を防いだり、駆除したりする機能はありません。ウイルス対策には、セキュリティ機能の活用やWindowsの更新が必要です。
まとめ
Windowsパソコンのウイルス感染は、標準搭載のセキュリティ機能(Microsoft Defender)でスキャンして確認できます。あわせて、インストールされているソフトやブラウザの拡張機能に見覚えのないものがないか確認しましょう。
「ウイルスに感染しました」と表示されるブラウザ上の警告は、ほとんどが偽物です。電話をかけたり、ソフトをインストールしたりしないよう注意してください。
FAQ
Windows標準のセキュリティ機能で十分ですか?
多くの個人利用では、標準のセキュリティ機能を有効にし、Windowsを最新に保つことで基本的な対策ができます。
「ウイルスに感染しました」と表示されました
ブラウザ上の表示であれば、ほとんどが偽の警告です。電話をかけず、ブラウザを閉じてください。
パソコンが重いのはウイルスが原因ですか?
可能性の一つですが、ストレージの不足や常駐ソフトの多さなど、他の原因も多くあります。スキャンで確認してください。
VPNでウイルスを防げますか?
防げません。VPNは通信経路を保護する技術で、ウイルス対策には別の対策が必要です。

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