VPN接続中に銀行やサイトにログインできない理由と対処法

VPNをオンにした状態で、ネットバンキングにログインしようとしたらエラーが出た、ショッピングサイトで何度もロボット確認が表示される、「不審なアクセスを検知しました」というメールが届いた——こうした経験をした方もいるかもしれません。

この記事では、VPN接続中にログインできなくなる理由と、その対処法を解説します。

ログインできない主な理由

1. 「普段と違う場所からのアクセス」と判定される

多くのサービスは、不正ログイン対策として、普段と異なる場所からのアクセスを警戒しています。VPNを使うと、IPアドレスがVPNサーバーのものに変わるため、「いつもと違う地域・接続元からのログイン」と判定されることがあります。

特に、海外のサーバーに接続していると、この判定を受けやすくなります。

2. VPNのIPアドレスを多くの人が共有している

VPNサーバーのIPアドレスは、多数の利用者が同時に使っていることがあります。サービス側から見ると、同じIPアドレスから大量のアクセスがあるように見えるため、不審なアクセスやロボットによるアクセスと判断されることがあります。

3. サービスがVPN経由のアクセスを制限している

一部のサービスは、方針として、VPN経由のアクセスを制限しています。特に金融機関や、地域ごとにサービス内容が異なるサイトでよく見られます。

4. 地域によってサービスが提供されていない

海外のサーバーに接続していると、日本国内向けのサービスが「この地域では利用できません」と表示されることがあります。

よくある症状

症状考えられる原因
ログインできない、エラーになる不審なアクセスと判定されている
ロボット確認(画像選択など)が何度も出る共有IPアドレスが警戒されている
「不審なログイン」の通知メールが届く普段と違う接続元と判定されている
アカウントが一時的にロックされた不正アクセス対策が作動した
「この地域では利用できません」と出る接続先サーバーの国が原因

対処法

1. 日本国内のサーバーに切り替える

海外のサーバーに接続している場合は、日本国内のサーバーに切り替えてみましょう。これだけで解決することが多くあります。

2. 別のサーバーを試す

同じ国内でも、サーバーによって状況が異なります。別のサーバーに切り替えると、ログインできることがあります。

3. そのサービスを使うときだけVPNをオフにする

自宅のWi-Fiやモバイル回線など、安全な環境であれば、ログイン時だけVPNをオフにするのも一つの方法です。

ただし、フリーWi-Fiの場合は、VPNをオフにするより、モバイル回線(テザリング)に切り替えるほうが安全です。

4. スプリットトンネリングを使う

VPNアプリにスプリットトンネリング機能がある場合、銀行アプリなど特定のアプリだけをVPNの対象外に設定できます。

5. ロックがかかった場合は公式の手続きに従う

アカウントが一時的にロックされた場合は、サービスの公式の案内に従って解除の手続きを行いましょう。

「不審なログイン」の通知が来たら

VPNを使ってログインしたあとに、「新しい場所からのログインがありました」といった通知が届くことがあります。

自分のVPN利用によるものであれば問題ありません。ただし、通知の日時や場所に心当たりがない場合は、不正ログインの可能性があるため、すぐにパスワードを変更しましょう。

また、こうした通知を装ったフィッシングメールもあるため、メール内のリンクではなく、公式アプリやブックマークからログインして確認することが大切です。

銀行などの金融サービスについて

金融機関は特に厳しい不正アクセス対策を行っています。VPN経由のアクセスで何度もログインに失敗すると、アカウントがロックされることもあります。

金融サービスを使うときは、次の方法がおすすめです。

  • 安全な自宅のWi-Fiやモバイル回線で、VPNをオフにしてログインする
  • VPNを使う場合は、日本国内のサーバーを選ぶ
  • 海外から利用する場合は、金融機関の公式の案内に従う

まとめ

VPN接続中にログインできないのは、普段と違う接続元からのアクセスと判定されたり、多くの人が共有するIPアドレスが警戒されたりするためです。

日本国内のサーバーへの切り替え、別サーバーの試用、そのサービスを使うときだけVPNをオフにする、スプリットトンネリングの活用などで解決できることが多くあります。フリーWi-Fiでは、VPNをオフにするよりモバイル回線への切り替えを検討してください。

FAQ

VPNをオンにすると銀行にログインできません

日本国内のサーバーに切り替えるか、安全な回線でVPNをオフにしてログインしてみてください。

ロボット確認が何度も表示されます

VPNサーバーのIPアドレスが警戒されている可能性があります。別のサーバーに切り替えてみてください。

VPNを使ったら「不審なログイン」の通知が来ました

自分のVPN利用によるものであれば問題ありません。心当たりがない場合は、すぐにパスワードを変更してください。

アカウントがロックされてしまいました

サービスの公式の案内に従って、解除の手続きを行ってください。

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