スマートフォンでVPNを使い始めると、「VPNをオンにしているとギガが早く減るのでは?」と気になる方は多いでしょう。特に、毎月のデータ容量に上限があるプランを使っている方にとっては重要なポイントです。
結論から言うと、VPNを使うと通信量はわずかに増えますが、大幅に増えるわけではありません。この記事では、その理由と目安、通信量を抑えるコツを解説します。
なぜVPNで通信量が増えるのか
VPNは、通信データを暗号化し、VPNサーバーまで送り届けるための情報を付け加えて送信します。
荷物にたとえると、中身(実際のデータ)をそのまま送るのではなく、鍵付きの箱に入れて、宛先ラベルを追加して送るようなイメージです。この「箱」と「ラベル」の分だけ、送るデータが少し大きくなります。
これをオーバーヘッドと呼びます。
どのくらい増えるのか
増える量は、使うプロトコル(通信方式)や通信の内容によって変わりますが、一般的には元の通信量の数%〜十数%程度増えると言われています。
| 例 | VPNなし | VPNあり(目安) |
|---|---|---|
| 1GBのデータ通信 | 1GB | 1.05〜1.15GB程度 |
| 月10GBの利用 | 10GB | 10.5〜11.5GB程度 |
※あくまで目安です。環境やプロトコルによって異なります。
つまり、普段の使い方であれば、VPNを使ったことでギガが急に足りなくなる、ということは考えにくいと言えます。
プロトコルによる違い
プロトコルによって、オーバーヘッドの大きさは異なります。
- WireGuard:設計がシンプルで、オーバーヘッドが比較的小さいとされています
- OpenVPN:設定によってはオーバーヘッドがやや大きくなる場合があります
- IKEv2:中程度とされています
通信量を少しでも抑えたい場合は、軽量なプロトコルを選ぶのも一つの方法です。
「VPNでギガが激減した」場合に考えられる原因
もしVPNを使い始めてから通信量が大きく増えたと感じる場合は、VPN以外の原因も考えられます。
バックグラウンドの通信
VPN接続のタイミングで、アプリの更新や写真のバックアップが動いていることがあります。
動画の画質が上がった
VPNのサーバーによっては、動画配信サービスが別の地域のアクセスとして扱い、画質の設定が変わることがあります。
広告の多いVPNアプリ
一部の無料VPNアプリの中には、アプリ内の広告表示で通信量を消費するものもあります。
通信量を抑えるコツ
1. Wi-Fi接続時だけVPNを使う
VPNが最も役立つのは、フリーWi-Fiを使うときです。モバイル回線のときはVPNをオフにし、Wi-Fi接続時だけ自動でオンにする設定にすると、モバイル通信量への影響を抑えられます。
2. 軽量なプロトコルを選ぶ
アプリでプロトコルを選べる場合は、WireGuardなど軽量なものを試してみましょう。
3. 動画の画質を設定する
モバイル回線で動画を見るときは、画質を「自動」ではなく「標準」などに設定すると、通信量を大きく節約できます。
4. バックグラウンド通信を制限する
アプリの自動更新や写真のバックアップは、Wi-Fi接続時のみに設定しておきましょう。
まとめ
VPNを使うと、通信データに暗号化や宛先の情報が付け加えられるため、通信量はわずかに増えます。ただし増加量は一般的に数%〜十数%程度で、普段の使い方でギガが急に足りなくなることは考えにくいでしょう。
通信量が気になる方は、Wi-Fi接続時だけVPNを使う設定や、軽量なプロトコルの選択を試してみてください。
FAQ
VPNを使うとギガはどのくらい減りますか?
一般的には元の通信量の数%〜十数%程度増えると言われています。使い方やプロトコルによって異なります。
VPNをつけっぱなしにするとギガがなくなりますか?
VPNの接続自体が大量の通信を使うわけではありません。ただし、実際の通信量に応じて少し増える点は理解しておきましょう。
通信量を節約するにはVPNをオフにしたほうがいいですか?
モバイル回線のときはオフにし、フリーWi-Fiに接続したときだけ使う設定がおすすめです。
VPNを使い始めてからギガの減りが早いです
バックグラウンド通信や動画の画質設定など、VPN以外の原因がないか確認してみてください。

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