VPNアプリの接続ボタンを押しても繋がらない——こういうとき、やみくもに操作するより、順番に原因を切り分けたほうが早く解決できます。
この記事では、簡単に試せるものから順に、確認すべきポイントを整理しました。上から順番に試してみてください。
まず試すべき3つ(所要時間:1分)
1. インターネット自体は繋がっているか確認する
意外と見落とされがちなポイントです。VPN以前に、インターネット接続そのものが切れている可能性があります。
VPNをオフにした状態で、適当なウェブサイトが開けるか確認してください。開けない場合は、Wi-Fiやモバイルデータの接続状況を確認します。
2. アプリを再起動する
一時的な不具合であれば、これだけで解決することが多くあります。アプリを完全に終了させてから、もう一度起動してみてください。
3. 別のサーバーに接続してみる
特定のサーバーだけが混雑していたり、一時的な障害が起きていたりする場合があります。別の国や別の都市のサーバーを選んでみてください。
この3つで解決しない場合、以下に進みます。
次に確認する項目(所要時間:5分)
4. デバイスを再起動する
ネットワーク関連の設定は、再起動でリセットされることがあります。アプリの再起動で直らない場合は、デバイス自体を再起動してみてください。
5. アプリが最新版か確認する
古いバージョンのアプリでは、サーバー側の仕様変更に対応できていない場合があります。アプリストアで更新がないか確認しましょう。
6. ログイン情報を確認する
「接続に失敗しました」と表示される場合、認証がうまくいっていない可能性があります。一度ログアウトして、再度ログインし直してみてください。
7. 別のネットワークで試す
Wi-Fiからモバイルデータに切り替えて(またはその逆)、接続できるか試します。これで繋がる場合、元のネットワーク側に原因があることがわかります。
ネットワーク側に原因がある場合
手順7で切り分けができたら、次の可能性を検討します。
職場や学校のネットワーク
組織のネットワークでは、セキュリティポリシーとしてVPN接続を制限している場合があります。この場合、その環境では接続できません。管理者に確認するか、別のネットワークを使う必要があります。
公共Wi-Fiの制限
一部の公共Wi-Fiでは、VPN通信を制限していることがあります。また、接続時にログイン画面(キャプティブポータル)が表示されるタイプの場合、そのログインを完了してからでないとVPNに接続できません。
ルーターの設定
家庭のルーターでも、まれにVPNに必要な通信が遮断されている場合があります。ルーターを再起動してみる、という対処も試す価値があります。
デバイス側の設定を確認する
8. セキュリティソフトの影響を確認する
パソコンの場合、インストールしているセキュリティソフトやファイアウォールがVPN接続を遮断しているケースがあります。
一時的にセキュリティソフトを無効にして接続できるか試し、それで繋がる場合は、VPNアプリを例外設定に追加してください。
注意:確認後は必ずセキュリティソフトを有効に戻してください。
9. プロトコルを変更する
一部のネットワーク環境では、特定のプロトコルが遮断されることがあります。アプリの設定でプロトコルを手動で切り替えて試してみてください。
| 状況 | 試すプロトコル |
|---|---|
| 接続自体ができない | OpenVPN(ファイアウォールを通過しやすい) |
| 接続はできるが不安定 | IKEv2 |
| 速度が出ない | WireGuard |
10. アプリを再インストールする
設定ファイルが壊れている可能性があります。アプリを完全にアンインストールしてから、改めてインストールし直してみてください。
再インストール前に、ログイン情報を控えておくことを忘れずに。
接続はできるが通信できない場合
「接続中」と表示されているのに、サイトが開けないというケースもあります。
DNSの問題を疑う
VPNは接続されているがDNSの解決ができていない、という状態が考えられます。一度切断して再接続する、または別のサーバーを試してみてください。
キルスイッチが作動している
キルスイッチ機能を有効にしている場合、VPN接続が不安定だと通信が遮断されます。設定を確認してみてください。
時刻設定のずれ
デバイスの時刻が大きくずれていると、認証がうまくいかず通信できない場合があります。時刻の自動設定が有効になっているか確認してください。
それでも解決しない場合
ここまで試して解決しない場合は、サービス側の障害の可能性もあります。
- サービスの公式サイトやSNSで障害情報を確認する
- サポート窓口に問い合わせる
問い合わせる際は、次の情報を伝えるとスムーズです。
- 使用しているデバイスとOSのバージョン
- アプリのバージョン
- エラーメッセージの内容(表示されている場合)
- すでに試した対処法
- 接続を試みたサーバー
- ネットワーク環境(自宅Wi-Fi、モバイルデータなど)
まとめ
VPNが繋がらないときは、次の順番で切り分けるのが効率的です。
- インターネット自体の確認
- アプリの再起動
- 別サーバーを試す
- デバイスの再起動
- 別のネットワークで試す(原因の切り分け)
- セキュリティソフト・プロトコルの確認
多くのケースは最初の3つで解決します。それでも駄目な場合、手順5の「別のネットワークで試す」が原因特定の分かれ道になります。
hozenvpnをご利用中に解決しない場合は、サポート窓口までお問い合わせください。
FAQ
職場のネットワークでVPNが使えません
組織のセキュリティポリシーで制限されている可能性があります。無断で回避を試みるのではなく、管理者に確認することをおすすめします。
公共Wi-Fiで接続できません
キャプティブポータル(Wi-Fi接続時のログイン画面)のログインを完了してから、VPNに接続してみてください。順番が逆だと繋がらないことがあります。
接続中と表示されるのにサイトが開けません
DNSの問題や、キルスイッチの作動が考えられます。一度切断して再接続してみてください。
エラーメッセージが表示されない場合はどうすればいいですか?
アプリのログ機能があれば確認してみてください。ない場合は、試した対処法と環境をまとめてサポートに問い合わせるのが確実です。


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