VPNサービスを比較していると、「同時接続5台まで」「無制限」といった表記を目にします。
この数字、実際にはどれくらい必要なのでしょうか。多いほうがいいのは確かですが、自分にとって何台あれば足りるのかを把握しておくと、判断がしやすくなります。
同時接続台数とは
同時接続台数とは、一つのアカウントで同時にVPNに接続できるデバイスの数です。
登録できるデバイスの総数ではなく、「同時に繋げる数」である点がポイントです。上限が3台のサービスでも、10台のデバイスに設定しておいて、そのうち3台だけを同時に使う——という運用は可能な場合が多くあります。
自分に必要な台数を数える
まず、現在持っているインターネット接続機器を数えてみましょう。
個人利用の場合
一般的な構成を挙げると、次のようになります。
| デバイス | 台数の目安 |
|---|---|
| スマートフォン | 1〜2台(仕事用と私用を分けている場合) |
| ノートパソコン | 1台 |
| タブレット | 0〜1台 |
| デスクトップPC | 0〜1台 |
多くの個人利用では、2〜4台あれば足りることが多いようです。
家族で共有する場合
家族での利用を考えると、台数は一気に増えます。
- 4人家族でスマートフォンが4台
- 共用のタブレットが1台
- パソコンが2台
- スマートテレビが1台
この構成だと8台になります。家族利用を想定するなら、6台以上を目安に考えるとよいでしょう。
実際に同時接続する台数は少ない
ここで現実的な話をすると、登録台数と同時接続台数は異なります。
例えば5台のデバイスを持っていても、同時に全部を使っているとは限りません。
- 外出中:スマートフォンだけ
- 在宅時:パソコンとスマートフォン
- 夜間:タブレットとスマートフォン
このように考えると、実際に同時接続するのは2〜3台程度というケースが多くなります。
ただし注意点があります。デバイスを使っていなくても、VPN接続を明示的に切断していなければ接続状態が続いている場合があります。この点は次で説明します。
上限を超えるとどうなるか
サービスによって挙動が異なります。
パターン1:新しい接続が拒否される
上限に達している場合、新たに接続しようとしてもエラーになります。既存の接続を切ってから接続し直す必要があります。
パターン2:古い接続が切断される
新しい接続が優先され、最も古い接続が自動的に切断されます。「気づいたらスマートフォンのVPNが切れていた」という状況はこのパターンです。
どちらの挙動かは、利用するサービスの仕様を確認しておくとよいでしょう。
台数を節約する方法
ルーターにVPNを設定する
ルーター自体にVPNを設定すると、サービス側からは「1台の接続」として扱われます。そのルーターに接続する機器は何台でも保護対象になるため、台数制限を実質的に回避できます。
設定のハードルは高めですが、機器が多い家庭では有効な選択肢です。
使わないデバイスは切断する
当たり前のことですが、意外と忘れがちです。使い終わったらVPNを切断する習慣をつけると、上限に引っかかりにくくなります。
本当に必要なデバイスを絞る
すべての機器でVPNが必要とは限りません。
- 外出先で使うスマートフォン・ノートパソコン → 優先度が高い
- 自宅でしか使わないデスクトップPC → 優先度は状況次第
- 動画視聴専用のタブレット → 用途次第
「無制限」の注意点
同時接続無制限を掲げるサービスもあります。魅力的ですが、いくつか確認したい点があります。
実質的な制限がある場合
利用規約で「合理的な範囲での利用」といった条件が付いている場合があります。極端な台数での利用は制限される可能性があります。
帯域の共有
無制限であっても、アカウント全体で使える通信帯域には限りがある場合があります。多数のデバイスで同時に大容量通信を行うと、速度が落ちる可能性があります。
家族以外との共有は規約違反の場合が多い
同時接続台数が多くても、アカウントを友人などと共有することは、多くのサービスで規約違反とされています。利用規約を確認してください。
選ぶときの考え方
ステップ1:現在の機器を数える
まず手持ちのデバイスを把握します。
ステップ2:同時に使う可能性がある台数を考える
全部ではなく、「同時に」使う台数を見積もります。
ステップ3:将来の増加を見込む
機器は増えていくものです。少し余裕を持った台数を選ぶと安心です。
ステップ4:家族利用の可能性を検討する
自分だけの利用で始めても、家族も使いたいと言い出す可能性があります。
まとめ
同時接続台数は、個人利用なら2〜4台、家族利用なら6台以上が一つの目安です。
ただし登録台数と同時接続台数は異なり、実際に同時接続するのは意外と少ないことが多くあります。手持ちの機器を数えた上で、同時に使う台数を見積もるのが実用的です。
機器が多い場合は、ルーターへの設定で台数制限を回避するという選択肢もあります。
hozenvpnをご利用の際も、まずはお手持ちの主要なデバイスからお試しください。
FAQ
登録台数と同時接続台数は違うのですか?
多くのサービスでは異なります。多数のデバイスに設定しておいて、そのうち上限数まで同時に接続できる、という運用が一般的です。
上限を超えて接続しようとするとどうなりますか?
サービスによって、新しい接続が拒否される場合と、古い接続が切断される場合があります。利用するサービスの仕様を確認してください。
友人とアカウントを共有してもいいですか?
多くのサービスで規約違反とされています。利用規約を確認し、認められた範囲でご利用ください。
台数が足りない場合はどうすればいいですか?
使わないデバイスを切断する、ルーターにVPNを設定する、といった方法があります。

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